目標設定が社会人を制する

Mind

もう4月。
新社会人の季節になると、なぜか自分もソワソワする。
社会人になって10年が経過した今年、自分が社会人生活で上手くいったことを1つ紹介する。

それが「目標設定」だ。

色々な相談に乗っていると、大体この目標設定がうまくいっていないケースが多い。
目標設定が社会人を制する。

目標設定とちゃんと向き合っているか

多くの人は目標設定はだるいもの という認識があるのではないだろうか。
もしくは意識高いちょっと嫌悪感のあるイメージ。

わかる。

でも、目標設定は社会人として活躍するための重要な要素が詰まっている。

是非目標設定を攻略して評価(お給料)を上げてほしい。

目標設定に含まれる“4つの力”

目標設定がなぜ大事なのか、4つに分解してみた。

  • 構造化の力:物事を逆算・整理する力
  • 言語化の力:納得感を持って進むための思考整理をする力
  • 伝える力:周囲と方向性をすり合わせる力
  • 自己肯定感を持つ力:自分を信じて継続する力

ちょっとレイヤーがあっていない気もするが、まぁ許してほしい。

構造化の力

いきなり難しい力だが、目標設定を上手くするには構造化が大事だ。
ゴールから逆算して、必要な手順やマイルストーンを考える必要がある。

さらにこれには一定のロジカルに物事を考える必要がある。(ロジカルシンキング)
この力は目標設定だけじゃなく、社会人として「仕事ができる人」になる大きな一歩となる。

例えば、何か業務の効率化をすることを目標にしようとする。
ここで、「〇〇の作業の効率化」という目標はイマイチである。

この効率化をした先に何があるのか?どのように嬉しいのか?
ここをきちんと整理して、どこを目標にするかを精査することが重要だ。

例えば、効率化をするのが目的ではなく、効率化をした後、他の業務にリソースを割くことで得られるものがゴールかもしれない。
その関係性を上手く繋げていくことで目標設定として有意義なものになる。

この後に続くが、この構造化ができていないと、自分として何がしたいのかもわかりづらくなってしまう。

言語化の力

次に言語化の力。

これは自分が何をするべきか、何故それをするのか、を正しく言語化することが目標設定においては重要だ。

上手く構造化が出来ていればおのずと言語化も出来るかもしれない。

ここで一番ポイントなのは、言語化することで自分で腹落ちできること。

漠然と言われていることを何となくで目標にしているだけではダメだ。
自分がなぜその目標にしたいのかをしっかりと考える。

しっかり考えられていると、どんな作業でも「なぜそれをやるべきなのか」を自分で納得できるようになる。

例えば会社や上司から「〇〇の作業をやってほしい」という依頼がきたとする。

この場合、この作業と自分の目標がどう紐づくかを考える。
一定の言語化構造化ができるようになると、ぶっちゃけどんな作業でも目標にこじつけることができるようになる。
つまり、自分がやる理由を明確にすることができる。

トイレ掃除をやれと言われた。
↓
トイレ掃除を行う中で、広い視野が持てるのではと考えました。
たとえば、実際の汚れからユーザーがどのように使うのか、どこが汚れているとユーザーは不満になるのか、といったユーザーの観点を意識して掃除を行いました。
結果、どこに汚れが付きやすいのか分析でき、あらかじめ予防することでトイレの掃除のコストが削減できました。
またユーザーがどのように使うかの分析や思考力を身に着けることができました。

みたいな。
(トイレ掃除を仕事でやったことはないのでフィクションです)

目標に紐づけられると、それは評価される作業になる。

言われた作業に対して、「言われたからやらないといけないこと」で仕事をしていると、どうしてもモチベーションは生まれづらいし、何か文句や批判的な感情が発生してしまう。

そのため、自分の作業全てにおいて、なぜやるのか、自分にどのようにプラスになるのかを言語化する癖をつけるのが良い。

「この作業をすることで明確に上司からの印象をプラスにできる、だからやるんだ。」
そういった理由でも良い。

大事なのは自分がやる理由を自分で納得できているかだ。

伝える力

次に伝える力。
いくら上手く目標設定できたとしても、それを正しく伝えられなければ意味がない。
もちろん、構造化や言語化を上手くすることで伝える力も難易度はぐっと下がる。

この伝える力、実は一番大事なのは事前に自分がどのような目標を設定し、どのようなことを目指すかを伝えること。

言い換えると、会社や上司が求めていることと、自分がやりたいことをマッチングさせる力だ。

ただ自分よがりの目標を立てれば良いわけではない。
当然、組織である以上自分に期待されている役割があるはずだ。

それを事前にすり合わせておく。

これが出来るだけで、ぐっと目標設定とその後の評価に良い影響与える。

極論ここさえしっかりしておけば、「なぜ評価がされなかったのか」「何がよかったのか」を振り返ることが出来る。

伝える力といったが、調整する力といっても良い。

自己肯定感を持つ力

最後に自己肯定感の話。

長い社会人人生の中で、モチベーション高く立ち回るには自己肯定感が大事だ。

目標設定と自己肯定感がどのように紐づくかというと、当然正しく目標設定された目標に対して達成したときに得られる肯定感もある。

しかし、一番大事なのは仕事の中には評価が見づらい作業が発生するということ。

例えば、重要だけど緊急性のない業務を任されたとする。
緊急性がないため、自分がこなしても会社にとってわかりやすい成果として現れづらいものだ。

もっとわかりやすく言うと、自分の仕事がどれだけ会社の利益になっているか という話だが、わかりづらい職種があると思う。
営業とかはわかりやすいけど。

この時、自分の納得感や肯定感がないとどうしてもモチベーションを高く保つことができない。

この自己肯定感の力は他の力とも強い依存関係があり、自分が正しく目標設定し、正しくそれを伝えられることで、おのずと自己肯定感は上がっていく。

自分は上手く仕事ができています。
少なくとも自分で自分を認められる状態にしよう。

さいごに

目標設定は考えるの大変だし目標の振り返りもあるし、、正直だるい。
自分も今でもだるいなぁって思いながらやっている。

しかし、ただの「やることリスト」で終わってしまうのは勿体ない。
むしろ自分を知り、社会人として「仕事の出来る人」になるための最強のツールだと私は思う。

新しい年度、新しい自分に向かって。
あなたは今年、どんな目標を立てるだろうか。

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